墓石材について

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墓石に使う石材について

~石材は地球からの贈り物~

 
墓石に使用される石材は、俗に「みかげ石」と呼ばれております岩石です。墓石に使われる石材は石であればなんでも良いわけではなく基準があり「風化に強い石」「色つやが長持ちする硬い石」「石目(がら)が均一で美しい石」などです。
 

石材選びのコツ①

 

「お墓に適した石材の種類って?」

 
石材は国産、外国産を合わせると100種類以上ありますが、石材の特性から建築石材に適した石と墓石に適した石はことなります。
それは、墓石は屋外に長い期間設置されるもので、日光など環境の変化が激しい環境にあるためです。建築石材に使用される石材を墓石に使用するとすぐに石の色あいが薄くなるなど変色が起こり、劣化が著しくなるものもあるので注意が必要です。また石材はもともとザラザラとした表面ですが、砥石で研磨することで光沢が生まれます。その光沢は時間と共にもとのザラザラとした姿に戻ろうとします。ザラザラになる期間はその石材の性質や設置環境により早くも遅くもなるので選択に注意が必要です。
そのような理由で当社が過去の実績などを勘案して自信を持ってお勧めできる石材は40種類ほどに限定されていきます。

石材選びのコツ②

 

「色合いなど見た目は好みで選んでいいの?」

 
墓石に使用される石材の色調は大きく【白(ホワイト)】【黒(ブラック)】【灰(グレー)】の3色に分かれます。
石材の色合いはお好みで選ばれるのが良いですが、石材の選択次第で墓石の仕上がりの印象が変わってきますので注意が必要です。
黒御影系の石材を用いて建立されたお墓の印象は高級感のある堂々とした豪華な印象になります。また白御影系の場合はいかにもお墓らしい、オーソドックスで落ち着いた印象になってきます。
石材の色を選ぶ際は実際に建立された実物のお墓を見たり、カラー図面を作成してもらい検討するとイメージしやすいと思います。

石材の種類一例

~代表的な石材のご紹介~

本小松石

神奈川県足柄下郡真鶴町で古来より採掘されてきた伝統の石材です。独特の緑色模様と歴史的な人物がお墓として使用してきた実績から「同じ石を使いたい!」という方が今でも絶えません。

伊達青みかげ石

宮城県で採掘されている白御影石です。白御影石にしては色が濃く、専門家の間では「青い石」と呼ばれています。実際の色は青色ではなく濃い灰色で、とても珍しい色なので人気です。

浮金石

福島県で採掘されている黒御影石です。黒御影石と言ったら真っ黒の石が多いですが、この石はそこまで真っ黒ではありません。石の中にわずかに金色のきれいな文様がでます。

万成石

岡山県で採掘されているピンク系の御影石です。日本で採れるもっとも華やかな色合いの石です。淡い桜色は日本人に親しみがあり人気です。

吹雪石

福島県で採掘される白御影石です。白御影石といってもかなり濃い色合い(濃紺)です。採掘量が豊富で比較的廉価なのでとても売れています。

あだたら御影石

福島県で採掘される白御影石です。白御影石の中でもとても白っぽく、きめが細やかな文様が特徴です。採掘量が豊富で比較的廉価なのでとても売れています。

インド黒クンナム石

インドで採掘される黒御影石です。真っ黒で光沢は鏡の様に姿を反射するほどです。黒御影石は彫刻した文字が見やすく、細かい文字を彫刻したい方には人気です。

インドグリーン石

インドで採掘される深緑色の石です。黒御影並の光沢がありながら、大自然を感じさせる緑色が特徴です。真っ黒だとちょっとなー、、という方に人気があります。

インド赤石

インドで採掘されるレンガ色の石です。赤系統の石ですが、落ち着いた色合いでお墓にも多く使用されています。明るい雰囲気のお墓を造りたい方に多く利用されています。

中国白小目石

中国で採掘される白御影石です。白御影石の中でも文様が細かいので彫刻した文字が見やすいので人気です。中国産の石は廉価なのでとても多く使用されています。

中国白中目石

中国で採掘される白御影石です。白御影石の中でも文様が細かくもなく、荒くもない中間的で主に外柵材に利用されています。中国産の石は廉価なのでとても多く使用されています。

中国白粗目石

中国で採掘される白御影石です。白御影石の中でも文様が荒く、主に外柵材に利用されています。中国産の石の中でもとくに廉価なので大人気です。